1. ホーム
  2. 乳酸菌はこんな人に 産後ママの元気&キレイに
  3. ≫花粉症の人に乳酸菌がよいのはどうして?

花粉症の人に乳酸菌がよいのはどうして?

寒い冬が終わってぽかぽか陽気の春になると心も弾みますが、花粉症の方にとっては憂鬱な季節でもあるでしょう。
花粉症は特定の時期だけに発症する季節性アレルギー鼻炎なので、スギ花粉が増える春やブタ草などの花粉が飛び散る秋は辛い季節になりますね。

人間の体には、ウイルスや雑菌を排除する免疫機能が備わっていますが、この働きをしているのが免疫細胞です。
白血球の中にある免疫細胞は、ウイルスなどが体内に侵入してくると取り除こうとして攻撃をするのですが、その時にIgE抗体というものが作り出されます。
IgE抗体は、同じウイルスが侵入したときに攻撃するための抗体なのですが、花粉をウイルスと勘違いして免疫細胞が攻撃をしてしまうと、花粉に対してのIgE抗体が作られてしまいます。
花粉に対してのIgE抗体が生成され蓄積して、ある一定の量を超えると、すぐに花粉に対して排除する働きが起こるようになりますが、これが花粉症です。

また、免疫細胞にはTh1細胞とTh2細胞というのがありますが、Th1細胞はアレルギー反応を抑制する働きを持っていて、Th2細胞はアレルギー症状を引き起こす働きを持っています。
この2つの免疫細胞のバランスが崩れて、Th1細胞の働きが弱まるとTh2細胞のアレルギー反応を抑えることができなくなります。
これも花粉症が発症する原因の一つとなっています。

花粉症は治らないと言われていますし、症状を抑えるには病院での治療が必要というのが一般的でしたが、近年話題になっているのが乳酸菌の効果です。
ヨーグルト食べると花粉症が治る、という情報もメディアで取り上げられるようになったので、耳にしたことがある方も多いでしょう。
現時点で、医学的に「花粉症に乳酸菌は有効」ということは証明されていませんが、それでも実際に花粉症には乳酸菌がよいということは分かっています。
乳酸菌には、IgE抗体の生成を抑制したり、Th1細胞の働きを活性化したりする効果があるという実験結果も出ています。

乳酸菌の種類は200種以上ありますが、フェカリス菌やビフィズス菌などでは、実際に花粉症の人に対しての実験も行われています。
スギ花粉症の患者さんにフェカリス菌が入った乳性飲料を1日1本、2ヶ月間飲み続けてもらうという実験では、アレルギー症状が緩和されるという効果が出ました。
またビフィズス菌の粉末を3ヶ月服用するという実験でも、花粉症の症状が改善される効果が出ています。
このように、乳酸菌は花粉症の原因となる細胞に働きかける効果があるので、花粉症に良いと言われるのですね。